アーケード戦隊ショウテンガイジャー第六部 春の別れと出会い編

アラサー怪人のお悩み相談の巻

　『ふたたびショウテンガイジャーの前に現れたミセス・アラウンドサーティーだったが、ヤオレンジャーとスイーツレンジャーの合体技、ホウレン草のロールケーキローリングがさく裂し、今回も見事ショウテンガイジャーの手によって、悪の組織テンポーチェーン団から、ミナホシ商店街の平和は守られたのであった。』

「霧子先輩、お疲れ様です！相変わらず霧子先輩の演技、とても自然でいてコミカルさもあり、ステキですねえ！

ワタクシも女芸人目指してみようかしら？」

「染田監督って女芸人になるんですか？見た目的に…。」

「何よ、緑子ちゃん、大事なのは見た目じゃなくて心なのよ！

あ、先輩、失礼しました…。」

「うふふ。いえいえ、エイケンの現役の後輩たちがこんなにがんばっているの見たら、いてもたってもいられなくてね。

あらためて、全国高校映画選手権、優秀作品入りおめでとう！」

「ありがとうございます。

優秀作品って言っても、他の優秀作品に比べると見劣りしますし、審査員の方々のコメントもなくて、正直どこがよくてどこが悪いかわからないんです。

次回こそは賞をとって、先輩が作ってくださったこのエイケン、必ずや全国、いや全世界に名をとどろかせてみせます！」