アラサー怪人のお悩み相談の巻

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 わたし、片桐霧子は、この創星高校映画研究会の創設メンバーのひとりでもある。 後輩たちの活躍がすなおにうれしくて、こうやってがんばっている後輩たちの撮影にもときどきお邪魔しては、なんのとりえもないわたしにも手伝えることがないかと申し出ているのだ。 「あれ?監督、今年もう卒業じゃないんですか? もしかして、緑子みたいに出席日数が足りなくて…。」 「大丈夫よ、海斗ちゃん、ワタクシ3年間無遅刻無欠席で皆勤賞よ! 実はね、来年から新たに大学お笑い映画グランプリってのができて、それに創星大学の映画研究会で応募しようって思うの! ねえ、雄二ちゃん♪」 「ああ、ちなみに今の創星大学エイケン部長は俺な。今は部員は俺一人しかいないが、染田監督が入ったらきっとすごい部活になるぞ。お笑い映画グランプリ優勝も夢じゃないぜ!(ふふ、有名になったらいっぱい儲けてやるからな!)」 「(お兄ちゃん、いつものように心の声が漏れているよ…。)部員お兄ちゃんだけで、よく持ってたねえ…。」
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