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頭の中に最悪の文字と女の子と遊ぶ自身の姿がダイジェストになって流れる。 やめろ、俺の脳内。 「先生。ちょっといいですか?」 俺が精神的に頭を抱えていると聞こえてきた声。 昨日、さんざん聞いた声と同じだった。 「なんだ?中村。」 「実は、そこに戻したの俺で。すみませんでした。片山が悪いんじゃないんで、その、放課後のやつ手伝ってもいいですか?」 「は?」 「ほう、片山4よかったな。手伝ってくれるってよ。ったく、お前も中村を見習って人に手伝いを率先してするようになれ。女子と遊んでばっかじゃなくてな。」 そう言い残して教室から出ていった担任の頭のバーコードを見てしまった。 「中村。お前さ馬鹿なわけ?」 「え?」 「普通、手伝うなんて言わねーだろ。しかも嘘までついて。」 「ああ・・・確かにな」 クックっと笑う中村に怪訝な表情になる。 なにがおかしくて笑っているのかが理解できない。 「なんだよ。」 「いや、悪い。くふっ、俺もさわかんねーのよ。」 「はぁ?」 「なんかいつの間にか先生に言ってた。みたいな。って、そんな呆れた顔すんなよ。」
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