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もちろん、ガイだけは無く。 他の自軍に居る数多のプレイヤー達の奮闘でもある。
と、その時だった。
ガイたちトライス側の密集した所に、巨大な青い線で魔法陣が描かれ。
魔法陣が消えると共に、巨大な爆発のエフェクトと共に自軍のプレイヤー達が死亡エフェクトと共に消えていく。
巨大な魔方陣の中に居て、生存したプレイヤーはガイと、数名の神格変化をしたプレイヤーだけ。
しかもHPが半分以上も削られて危険域手前の注意域の状態でだ。
ガイ以外のプレイヤーは危険域に入っている。
「毎度、毎度。 滅茶苦茶だな。」
こちらに向かって、何の変哲も無さそうな杖を構えるプレイヤーを見据えて言うガイ。
「ほんと。 そっちこそ、毎度、毎度、良く耐えるよね。」
そう言って、笑顔を向けてガイを見据えるのは。 昆虫の羽根を持つ、年若い1人の青年プレイヤー。
プレイヤーネーム【牛丼肉抜き半ライス大盛り】。
そのプレイヤーを見てガイの表情が崩れる。
「もう。 いい加減慣れてくれない?」
「スマン。」
ククッと、小さく笑いながらガイが返答する。
牛丼肉抜きだけでも、十分に意味が分からない上に。半ライス大盛りと言うオマケ付き。
ガイのツボを刺激するらしい。
ツボを刺激されながらも、戦闘態勢を崩さないのはさすがと言うべきなのか?
先ほど、トライス側のプレイヤーを消し飛ばした魔法陣。
牛丼肉抜き半ライス大盛りが持つ杖。 【終末の杖】の効果だ。
彼の持つ杖も、またサーバーレア。
先代の杖の所有者であるプレイヤーが、ULTIMATE・SKILL・ONLINEを引退した為に。
新たな所有者として彼に託された杖。
効果は魔法陣内の敵に大ダメージを与える事。
★終末の杖:武器:サーバーレア★
*使用者の知識に比例して、ダメージ量が上がっていく。
*最大距離:70メートル 効果範囲:半径25メートル
*消費魔法力:110 冷却時間:300秒
*注意事項*
基本的には、運営への申請無しでの放置されたアカウントは、3カ月でOS&US及び、サーバーレアのアイテムなどの所有者は。
所有者の運営への後継者申請届けが無い時は。 現在の技所有者の、次の所有者に相応しいプレイヤーアカウントに移行される。
運営への申請登録がなされている場合は。 最大で1年と言う仕様。
2人が会話をしている間にも戦闘は継続中。
敵側、自軍入り乱れての激しい攻防が周囲では行われている。
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