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とうとう研修開始。
「皆さん、今日からブレゼンテーション研修を担当します山形です。ほとんどの方が、会社を代表して来ているのですから、しっかり学んで下さい。
では、まず自分自身をプレゼンしていただきます。最初は、柿沼さんからお願いします。」
「air商事から来ました、柿沼 大河です。普段は営業部に所属しています。今回はスキルアップのために自分から参加を希望して来ました。出来るだけ多くのことを学び、会社に貢献していきたいと思います。」
「じゃ次は高坂さん。」
「えっと、柿沼さんと同じ、air商事から参りました、高坂 若葉です。私はプレゼンが苦手でここぞと言う時にぐずぐずになってしまい、先日も大きな取り引きをなくしてしまいそうになり、部長から研修か首になるかの選択を迫られ、今回参加します。皆さんにご迷惑をかけない様に努力していきたいと思います。よろしくお願いします。」
私が自己紹介を言い終わるか否かで隣にいた柿沼さんが、呆れた様に、
「本当に迷惑な奴。あの取り引きは俺があそこまでこぎつけたのに、あんたのせいで散々だった!」
「それはすみませんでした。私だってわざとした訳じゃないです!でも営業部の人達にはご迷惑をおかけしてしまいました。ごめんなさい。」
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