0人が本棚に入れています
本棚に追加
君が輝けるのは私のおかげなのに
私が愚図で鈍間で使えないから、君がより目立って輝いている
私は馬鹿ではないから、間違っても君のせいで私が輝けないなんて思っていないよ
君が星で、私は暗闇だから
それでも、「私も輝ける」って言ったけれど、君は私のために落ちてくれるの?
君は私よりも光を持っているから、どう頑張っても暗闇にはなれないよ
「私も輝ける」なんて無責任な言葉、聞きたくない
君はいつも優しくしてくれるけれど、私は上から目線にしか感じられない
下の私がいるから、君は上にいられるということを知らないんだろうね
だから、思い知るといいよ
下がいなければ、君は普通になるってことを
私という暗闇が消えれば、空は明るむ
小さな6等星は昼間に輝けるかな?
夜明けと共に私は終わる
そして、君も終わるんだ
最初のコメントを投稿しよう!