ごめんね、君が好きです

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あきらは隣で笑う啓太を見上げた。 この時代でよかった。 そうしてもう一度、間もなく完読する本を手に取り呟いた。 「みやびさん、ありがとう」 窓から見える空には、優しい月が浮かんでいる。 少年たちが見た、あの夜の月と、同じ月が浮かんでいる。 end.
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