ごめんね、君が好きです

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彼女は、怯えるように、何度も僕の名前を呼んでいる。 その甘い声が、僕の全身に纏わりつく。 痛みがひどくならないように、ゆっくりと呼吸を合わせると、彼女の身体が少しずつ温度を上げ始める。 そして、僕も彼女の名前を呼んだ。
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