ごめんね、君が好きです

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「啓太！勝手に読むなーっ！」
「あきら……欲求…不満か？」

ぽっちゃりメガネの夫、啓太は、妊婦である妻の手を取った。

「そういう小説ちゃうわ！ 最初っから読みなさいって」
「うーん。文字は苦手」

妻のあきらは、その手からそれを取り上げる。そんなあきらをぽっちゃりが捕獲、抱きしめた。

「あきら……しよか？」
「していらーんっ！！」