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まさか、武田家当主である自分を見て小っさ!なとど思われているとは思っていないだろう晴信は雅弘をしげしげと見つめ言う
「んん、良き顔立ちじゃの!板垣の話では我が武田家に格別な思いがあるとか、ならばどうじゃ?わしの元に仕えぬか?」
「え!?」と、驚く雅弘
戦国時代はドラマとか見ていて好きだが、べつに武士になりたいとは思っていない…が、
封建制度の戦国時代にその土地の領主からの誘いを断るのは結構、勇気がいるもの…
下手に断って機嫌を損ねたら簡単に殺されかねない
そんなリスクを負うぐらいなら喜んで受け入れた方が良いだろうと
「有り難き幸せでございます!誠心誠意、お舘様に尽くしたいとおもいます!」
と、あっさり日和る雅弘
とはいえ雅弘は戦国時代がこれからどうなっていくかは知っている
とりあえずは武田家に厄介になるのは良いが、このままずっとはマズイ…
板垣信方が生きているということは、これから信濃侵攻にガンガン武田家は突入する。
何度も戦をしてそのうち村上義清に大敗し、そして川中島だ!
危険極まりない!
バリバリの武闘派戦闘集団の武田家に居たんじゃ戦でいつ死んでもおかしくない
集団暴行で逮捕された雅弘には理解出来る
集団同士でやり合う時は、ほぼ運だ
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