僕と彼女と僕のいぬ

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「ねぇ、人は空を飛べるのかな?」 彼女がそう聞くので 「人は空を飛べないんだよ」 ぼくはそう答えた 「ねぇ、いぬは空を飛べるのかな?」 彼女がそう聞くので 「いぬは空を飛べないんだよ」 ぼくはそう答えた そういうわけで ぼくは 世界一大好きな女の子と 世界一大切ないぬを いっぺんに なくしてしまった 次の瞬間 彼女は飛んでいってしまったのだ ぼくのいぬをつれて
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