序章  始まり始まり

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 1万年後‥ 幽は黒のカッターシャツに黒のズボン、その上に黒く丈の長いロングコートみたいなのを着ており、黒い刀を腰にさげている。 コートはフードが付いていて、被ったら自分しか外せないように魔法がかけてあり、本来ならボタンのところがワンタッチ式の便利ベルトにかわっていた。極み付けには、防御力(物理・魔法)が核に耐えられるぐらいという、優れ物。 ちなみにこのコートと刀をつくったのは、神だったりしている。 神「頑張ってね。……それと、これ」 幽「……スマホ?」 神から渡されたのはどう見てもスマホにしか見えない。 神「それは、タップ式携帯念話機だよ」 幽「……念話機。勇者が持ち込んだのか…。つかさ、念話って、そのままでもできるじゃん」 神「まぁね。でも、それがあると念話をするときに使用する魔力量が減るんだ。それと、写真とか撮れて便利だから大体の人が持ってるしね。僕とはそれでしか念話出来ないから持ってって。壊れにくいようにしてあるから強い衝撃や水没、火の中、雷にあたっても大丈夫。地図とか、頭の中にあったらわかりにくいやつは、アプリとして、ホーム画面に表示されてるから、是非使ってね。操作方法は地球のスマホとおなじだから、安心して使えるよ」 幽「…ネットで販売したら大ヒットしそう」 神「試してみてもいいけど、セイラティアはネット販売ないから」
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