白昼堂々恋人宣言!?

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「……桐谷……(前)しゃ、ちょう?」  彼はこの後ニューヨークへの出張が元々決まっていた。そして廣咲新社長の辞令でもあったように、ニューヨーク行きに変更は無かった。  まさか、やっぱり、と言った感じで珠ちゃんは口をパクパクさせている。それもある時物凄い力で私の肩を掴むのだった。 「わかってる!? ましろが今からしようとしてること、お姉さんと同じだよ??」 「うん」 「自分を犠牲にすればお姉さんが幸せになれるとでも思ってる? 違うでしょ、ましろだって違ったでしょ。それが解ってるのに何でっ」 「うん」 「真山さんのことはどうするの? それでお姉さんとやり直してってこと? 今急いで銀行行ってるのはましろとの新居の為だよ、ねぇましろ!」 「大丈夫だよ珠ちゃん。このことは真山さんも知ってるんだよ。真山さんに相談して、話し合って、2人で決めたことなの」 「──え? どういう」 「私ね珠ちゃん。つい最近まで全然知らなかった──5年もの間お姉ちゃんに守られてきたんだってこと。そのお陰で私は自由でいられた、真山さんと恋愛だってできた」 「っ、だからって」 「うん。だからね、私は私のやり方で守ってみせるよ──お姉ちゃんの幸せ」
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