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「もう出てきて大丈夫だぞ…?」 「えりか…あ…」 『警察です。』 「あ…う…」 「さき?助かったよ?無傷で。良かったな?」 「う…あ…えりか…私のせいで…えりかがこんなに…大したことねえよ。」 『あ…さき!!』 「お姉ちゃん!!お父さん、お母さんも…」 「あ…どうも、はじめまして、中居です。」 『この度はウチの娘のせいで…本当に…』 「いえ、さきさんは何も悪くありませんから… 私が勝手に助けただけですし… 悪いのは加害者ですから。 あの、首謀者の方はまだここにいますか?」 『えーまあ…』 「すみません、話があるので、呼んで頂けませんか?」 『分かりました。』 「さきは見なくて良いよ? 顔見ただけで、さっきの事思い出して辛いだろうから。」 「うん、ありがと…」 中居の胸に顔を埋め泣き崩れるさき。
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