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「なあ、挨拶もしたらアカンの?」 「そんなこと言ってないけど…」 「じゃーええやん」 「………」 「ええやん」なんて言われると返事する言葉も見つからなくて思わず喉が詰まる。 カーテンから零れる朝日が瀬川くんの髪をキラキラ照らす。 瀬川くん抜きだったらいい朝なのに。 反論してる私の言葉をぽんぽん返してくる瀬川くんにペースを乱される。 ………何がしたいんだ、このプレイボーイは。 瀬川くんに私に声を掛けたりしてくるようになったのはつい1ヶ月前くらいのこと。
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