2.親の離婚

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「麻木。起きなさい。もう行くわよ。」 起きるともう裕美はドアを開けようとしてた。 私は昨夜寝る前に準備しておいた荷物を持ち、 裕美についていった。 車で走り出して約10分くらいしたとき、 電話がかかってきた。そして 「建志っ! 今から帰るから、サッサと出てお行き!そこは私の家よ!」 恥ずかしいくらいの大声でそう叫ぶ裕美。 「なんですって?! あなた、恥ずかしくないの?!」 それはあなたでしょ? 私は裕美にそうツッコみたい気持ちを 頑張って抑え、そっとため息をついた。
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