~プロローグ~

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昔昔あるところに世界を統べる国の王様がいました。 その王様が統べる国はずっと平和で、穏やかな生活をしてました。   しかしあるとき、そんな様子を見ていたこの世界の神様が何を思ったのか、唐突に魔物と呼ばれる恐ろしいモンスター達をこの世界に放ったのです。 王様は突如現れた強大なモンスター達に対抗する手はないかと、策を練りました。 そうして神に問いました。   「これでは我ら人類が魔物達に支配されてしまう。神は我らを滅亡させたいのか?」と。   神は、悩みました。そしてある一つの方法を考えました。 既に人類には、人間とのバランスを考えて産み出した獣と人間が合わさった種族、亜人や、この世界の秩序を狂わせないように産み出した長命な種族、エルフなど様々な人類が存在するが、魔物は魔物でしかない。 魔物が人類を滅ぼしてしまうのであれば亜人よりも身体能力が高く、エルフよりも長命であり、何より誰にも支配されぬような最強の種族を産み出せばいいのだ、と____。  
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