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ひときわ大きい銃声が鳴り響き、有星の左腕に鮮血が走った!!
「うっ!!」
「おっ、おい! 有星!」
痛みに顔をゆがめながら、なんとか銃を構える有星。
ちっ! 一瞬気を取られた隙に、完全に囲まれたか……
数にして十以上の銃口が、こちらに向けられている。
普段はいけ好かねえ野郎だが、勝手に死なれちゃ、もっと寝覚めが悪い。
コイツと心中すんのも、悪くねえか……
歌野はもう一度黒光りするリボルバーを構え、覚悟を決めた……
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