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高まったルナの膣がグレイの指と一体化するように締め上げる。
呼吸を乱し喘ぎさえも出せなくなったルナの顔を見つめるとグレイの下半身が強く慟哭していた。
指を引き込み柔らかな熱い肉の壁がグレイを乱す。
服の下で強い唸りを上げてグレイのそれは強く隆起しはじめた──
やはりルナだ──
ルナしかいない……
俺の肉体の欲をこんなにも昂らせるのは──
食の欲は口にすれば当分は要らぬ──
だがこの欲だけは何度もルナを欲しがり貫こうとする。
グレイは硬直してくる果てかけたルナの中から無情にもその長い指をあっさりと引き抜いた。
「──……あ…」
おいてけぼりを食らったような切ない声をルナは漏らす。
「欲しいか……」
グレイはさっきと同じことを問い掛けた。
ルナは潤んだ瞳を向けて素直に頷く──
もう、欲しくて欲しくてたまらない。
子宮の奥から何かが溢れ、早く迎え入れたいと膣が波をうち甘い疼きを与え続ける。
グレイは素直に顔を歪めて求めるルナに瞳を緩め妖しく笑む。
そしてその頬を撫でた──
「素直過ぎて張り合いがないな──…」
「……っ…」
ルナは赤くなりながらも下唇を悔しげに噛む。
グレイはフッと笑うとルナの耳元に唇を付けた。
「張り合いはないが……だが可愛くてたまらん──…今日は嫌というほど優しくしてやる…」
「………」
ルナは囁かれた言葉にゆっくりと目を見開く。
ルナの首筋から顔を上げたグレイは微笑を浮かべ、驚いたルナを見下ろしじっくりと眺めた。
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