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強い圧迫感なのに中は柔らかくほぐれて前後するグレイのものを優しくくるむ。
まるで抱き締めるように時折強い締め付けを送ってきたかと思うと、撫でるようにジワジワと複雑な壁の襞が快楽を全体に与える。
「はあ……っ…」
グレイは強く荒い息を吐いた。
ルナが高まって来ているからだろうか──
それとも優しくされて知らずに躰が喜んだのだろうか。
普段とは違う内部の動きにグレイは顔をしかめ、躰に熱を持つ。
グレイは交わり律動を繰り返しながら何度となくルナに口付けた。
その度にルナの中が嬉しそうにグレイを締め付ける。長く濃密なキスをするとそれに合わせたように熟した熱い肉の襞がグジュッと果汁を溢れさせていた。
「ああっ…あっ…あっ…はあ…」
グレイに塞がれた唇を解放される度に小刻みにルナの唇から喘ぎが漏れる。
ルナは快楽に溺れながらグレイのその口付けに涙を滲ませた。
躰を抱いて揺らしながら沢山の優しくて甘いキスをしてくれるグレイに胸も躰も疼きっぱなしだ。
どうしよう──
こんな風にされたらどんどんこの人を好きになってしまう──
そう戸惑いながらもルナの躰は素直にグレイを求め、しっかりとその肩にしがみついていた。
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