第1章

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放課後、私は図書室にいた。 本も図書室の雰囲気も好きな私は、入学してからかなり通っている。 特に何かを探すのではなく、何かいい本はないかな~とうろついていると、本を大量に抱えた男子生徒がいた。 同じクラスの月島祐太(つきしまゆうた)。 身長が高く、黒縁メガネをしたイケメン。 確か男子バレーボール部だった。 今は部活をしている時間なハズなのに珍しい。 「月島君。珍しいね。何してるの?」 話しかけてみたが、眉間にシワを寄せながらこっちを見たまま答えない。 「えっと、一応同じクラスの城崎だけど…?月島君バレー部なのに、部活行かないの?」 と、名乗りながらさらに質問。
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