第1章

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「この通り、活字にしてあると内容はわかるが、どんな風に言ったかで意味合いが変わるだろ?」 そう言うと婦警が証言の中で、どんな風に言ったのか再現してくれた音声を聞かせるからと鬼課長はリモコンを手に取り再生ボタンを押した。 『ごめんなさい… パパ…ママ…おにいちゃん…おねぇちゃん… 痛かったよね? ふふっ。』 タラリと汗が流れた。笑ったのか?どういう事だ?この言い方…これを聞く分には、次女の真緒は黒だ。だが、5歳の子供がどうやったら大人を殺せるんだよ。
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