第1章

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二人一組は捜査の基本。単独行動はご法度だ。俺と立花、近藤と五条、長谷川と牧原の三組で捜査をする事になった。 取り敢えず、今の真緒を確認しに行く事にした。今現在、施設で生活をしている。実物を確認しない事には始まらない。大の男がゾロゾロ行くわけにもいかない。交代で、気づかれないように確認しに行った。 小さな子供だ。事件のせいで笑わなくなったと報告されていた通り無表情な子供がそこにいた。 「なあ立花、どう見ても考えられないよな。」 「そうですよね。サワさん、凶器は見つかってませんけど、鋭利な刃物をあの子供が持つとは思えませんね。」 何とも…子供という事が俺達を悩ませた。
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