第1章

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暫くして立花が来た。それから、五条、交通機動隊の長谷川と牧原。メンバーはこれで全員だ。 特Gの部屋は広さは20畳ぐらいかな、和室じゃないけど。ソファーセットに机が人数分と、それに会議用のデカいテーブル。 部屋の隅に小さいがキッチンが付いている。カウンターかと思ったら普通の棚だった。丁度カウンターとして使える。下は資料がしまってあった。その、なんちゃってカウンターの上にコーヒーメーカーが置いてある。 近藤が淹れてくれたコーヒーを人数分カップに入れるとトレイに乗せてソファーに運んでくれたのは一番年下の立花だ。各自お礼を言って受け取る。 俺と近藤と交通機動隊の二人は同期だ。五条は俺達より二つ下で立花は四つ下だ。 取り敢えず、今わかっている事は俺達が選ばれたらしいって事。 みんな知った顔だ。改めて挨拶する事もなく課長が来るまで雑談をしていた。 「ところでさ、期間限定って何よ。」 誰もが気になる期間限定。近藤の問いに全くだぜとタバコの煙が充満していく。ここにいるメンバー全員喫煙者だ。  
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