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自分の部屋に帰ってきたイリスは、扉を開けた瞬間から違和感と疑問を覚えた
入った瞬間、わずかながら獣欲が顔を出したのだ
そして、それは部屋の奥に進むにつれて顔だけでなく、腕まで出してくるが如く出てきた
部屋の中は一点を除き、荒らされた形跡もなければ、違和感もない
その場所を捲り上げる
「あ…」
「…何、してるの?」
獣欲をどうにか心の檻に閉じ込めて、何故かベッドの中にいる下着姿のリッサに問いかける
「イリスへの報酬」
リッサは手を肩の所まであげ、お腹を見せながらベッドの上でゴロゴロする
猫が甘えたい時の仕草だが、それは別な意味も含んでいる
イリスの獣欲は"それ"だと断定し、心の檻をバラバラに砕いて出てきた
「あっ…v ん…v ちゅ…ちゅぴ…v」
リッサの両手を掴み、捕食体勢に入った
そこから朝まで、互いに絡み合ったままだった
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