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「イリスぅ…v」
「ん…」
五日目の朝、リッサが手足を拘束されながらも、甘えて来ていた
「イリシュぅ…v イリシュぅ…v」
完全に出来上がったように、イリスの名前を呼びながら身体を擦り付ける
「ふにゃあ…」
頭を撫でると気持ち良さそうに目をトロん、とさせる
「朝ご飯、用意するね…」
「やーぁ」
駄々をこね、のしかかるようにイリスの気を引こうとする
「…もう、甘えんぼ」
「んー…v」
リッサの気が済むまで一緒にいると、盛大に遅刻してしまった
…………
……
「ただいま」
返事がない
「…リッサちゃん?」
ぞわっ、とイリスに嫌な予感が走る
「…っ!」
ほんの数歩の距離を跳ぶように全力で走り、ベッドの方を見る
「すやぁ…」
「…。」
安堵とともに、床に崩れ落ちた
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