第一幕

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ある日の昼下がり 「ただいまー、イリス」 「…ん、リッサちゃん、おかえり」 学校を卒業してから、仮拠点を複数作り、そのうちの一つに二人で住む事にした ただ元々の拠点、とある貴族の邸宅にはいまだに妹達家族が暮らしているので、二つの拠点を行ったり来たりしている 「…ご飯には、早いね」 「あ…、ん…!」 よくある新婚の三択などは一切無視し、淫獣に捕食された 腰に片腕を回され、もう片方の手は逃げられないように後頭部に添えられ、口内を貪られる 世界でも最強クラスの筋力を誇る細腕が、僅かな抵抗も出来ていない 魔王を倒した影の英雄であるリッサの筋力を超えた、訳ではなく、快楽のために抵抗をしなかったのである 「ぷは…v」 二十秒足らずで、トロけた顔になる この"英雄"は精神系のバッドステータス、特に快楽系には滅法弱いのである  
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