第一幕

3/4
前へ
/50ページ
次へ
「もっとぉ…v」 「…v」 トロけ顔でおねだり 兎耳の淫獣は、獲物を見つけた肉食獣のような目で、舌なめずりをする 「んっ!?んーっ!んん…v」 舌を吸い出され、舌に絡みつかれ、ただ蹂躙される それだけで心地よい多幸感に支配される 「ぷは…ぁ…v」 「…可愛い」 そのまま頭を撫でられ、安心感まで与えられる もう抵抗なんて出来ず、ただ捕食されるだけである しかも食べてもらうために、身体を差し出してさえいる 英雄である彼女は、本来であれば使われて捨てられる"物"だった それに大切な物ができ、率いる立場になり、使われる存在から引っ張る存在となった 使い捨てこそ御免と思っていた彼女だが、使われる物としての思考は生まれ持った思考(もの) "支配される快感"には勝てないのである  
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加