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「もぐもぐもぐ…?」
「おいしい?」
イリスはコクリと頷く
だが、やはり疑問は残る
「ごっくん。ねぇ、リッサちゃん。…もしかして、嫌いな物、渡した…?」
「そんな事ないよー」
やや抑揚に乏しい
「…。うん、リッサちゃんは、そんな意味のない、ウソはつかない、って信じてる」
「ごめんなさい、苦手な物 渡しました」
「素直で、よろしい」
「ん…」
軽く頭を撫でると、少し気持ち良さそうにする
イリスは本能的に、リッサを自分の物にしていく
今も無意識的だが、素直になれば気持ちいい事をしてくれる、とリッサに刷り込みを入れていた
「…それじゃ、私も。はい、あーん」
「あ、あーん」
イリスにやった時より照れながら、リッサは口を開けて食べさせてもらった
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