第二幕

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「もぐもぐもぐ…?」 「おいしい?」 イリスはコクリと頷く だが、やはり疑問は残る 「ごっくん。ねぇ、リッサちゃん。…もしかして、嫌いな物、渡した…?」 「そんな事ないよー」 やや抑揚に乏しい 「…。うん、リッサちゃんは、そんな意味のない、ウソはつかない、って信じてる」 「ごめんなさい、苦手な物 渡しました」 「素直で、よろしい」 「ん…」 軽く頭を撫でると、少し気持ち良さそうにする イリスは本能的に、リッサを自分の物にしていく 今も無意識的だが、素直になれば気持ちいい事をしてくれる、とリッサに刷り込みを入れていた 「…それじゃ、私も。はい、あーん」 「あ、あーん」 イリスにやった時より照れながら、リッサは口を開けて食べさせてもらった  
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