第二幕

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そう言えば、たまにリッサの口が自分の耳の先近くにくると、耳を甘噛みしてくる事を思い出した イリスに更なる邪心が湧いた 「ん…?」 リッサの口元を指で軽くつつく 「はぷ」 「っ…!」 予想通り、リッサは指に食いついた 「ちゅ、ちゅ…v」 「…v」 指に吸い付きながら、呑み込むような動作をする また、指を舌で絡み付くように舐め回す 「…どう?」 「ちゅ、ん…、おいひぃ…v」 イリスはその光景を見ながら、自分が男だったら、と考えてしまう リッサを誰の目にも触れさせないようにし、自分の事だけを見るようにする 身体の中も外も、自分の真っ白に汚れた欲望で… 「っ!」 「あ…」 何とか理性が働き、リッサの口から指を抜く 今の現状から見ると、本気であり得る末路 残念そうな声を漏らしたが、これ以上は出来ない なぜなら… ガラーン… ガラーン… 午後の授業が始まるからだ 二人は空になった弁当箱を持って、教室に戻る事にした  
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