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そう言えば、たまにリッサの口が自分の耳の先近くにくると、耳を甘噛みしてくる事を思い出した
イリスに更なる邪心が湧いた
「ん…?」
リッサの口元を指で軽くつつく
「はぷ」
「っ…!」
予想通り、リッサは指に食いついた
「ちゅ、ちゅ…v」
「…v」
指に吸い付きながら、呑み込むような動作をする
また、指を舌で絡み付くように舐め回す
「…どう?」
「ちゅ、ん…、おいひぃ…v」
イリスはその光景を見ながら、自分が男だったら、と考えてしまう
リッサを誰の目にも触れさせないようにし、自分の事だけを見るようにする
身体の中も外も、自分の真っ白に汚れた欲望で…
「っ!」
「あ…」
何とか理性が働き、リッサの口から指を抜く
今の現状から見ると、本気であり得る末路
残念そうな声を漏らしたが、これ以上は出来ない
なぜなら…
ガラーン… ガラーン…
午後の授業が始まるからだ
二人は空になった弁当箱を持って、教室に戻る事にした
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