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田:やれやれ、終わった~。
やっと新作にとりかかれるわ~♪
唯:ちょっとお待ち、作者!
あんた、ふざけんじゃないわよ!
田:あらまあ、唯花ちゃん?お久しぶり。
どうしたの、機嫌悪いね。
唯:なにが「どうしたの」よ!!
いつ出番がきても良いように、毎日
スタンバっていたのに。一度も登場しない
まま、連載が終わってるじゃない!
これはどういうこと?
田:え~、そんなこと言ったって、唯花ちゃんの
出番は最初から考えてなかったよ?
尊士君から聞いてない?
唯:はあ?!聞いてない。なにその扱いの差は。
尊士は主役かと思うほど出番があったのに、
私は「奥さん」とか「夫人」とか、呼称
ばっかり。読者の皆さんも絶対私の出演を
期待していたはずなのに。
田:いや、だって、唯花ちゃん本編で誘拐
されたり、蟄居生活したりしてて、
出演させる時間が……
唯:言い訳はいいわ。今からでも私を出し
なさい。閲覧数UPまちがいなしよ!
田:無理!もう完結してるから!
唯:そんなの撤回すればいいの!
さあ、パソコンを開けなさい。
田:だめ!これから次の作品の出演者と
打ち合わせ。唯花ちゃん、またね~!!
唯:あ、こら、待ちなさい!!
なら、その作品に私を……
以上、おまけのショートコントでした。
これにて全完結とさせていただきます。
閲覧ありがとうございました。
2018.2.21
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