【第二章】食堂で始まるのは戦争です
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「別に、そんなことで怒らないよ」 「……へ?」 「それに雛人の突拍子もない我が儘は今に始まったことじゃないし」 神か。メシア様か。 「お人好しだよな、浩貴って」 「誰かさんにだけだよ」 差し出された手を握り、嬉しさに軽口を叩きながら俺たちは食堂へと向かった。
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