出会いは萌死の一歩前

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久しぶりに外でエマと会った。 帰国子女、中途半端な日本文化かぶれ設定の彼女はいつもギリギリな服装になる。今日はメイドカフェにいそうな女の子の服装だった。 「…やぁ、エマ今日も可愛いよ」 「ありがとう、譲二」 「エマ、今日は話しがあるんだ」 「…なぁに?」 「別れよう」 「分かった、きっとそう言うと思ってた」 儚げな笑顔を残しエマはたち去った。 あっけなく一夏の恋は終わった。
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