序章

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  「ぐえぇっ――……」 我の鳩尾に深い一撃が入って―― そこから押し出された空気に、思わず苦悩の音を漏らしてしまっていた。 息が出来ない――……。 思わず膝を付く。 だが、我も魔王。 体を地に付くわけにはいかぬ。 倒れ込もうとする体を片手で支えてこらえた。 「な、何奴!!!??」  
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