No. 1の男

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平日深夜のホテル街。 ネオンは煌々と街を照らしている。 「ここにしようか」 「うん」 建物の中にへと入り、パネルから部屋を選んで寄り添いながらエレベーターへ。 濃厚な口づけを交わしているうちにエレベーターは五階へ到着。 明美は腕を組んで顔を肩に預ける。 瑠偉斗は歩調を合わせ、二人は部屋へとなだれ込んだ。 「先にシャワー浴びる? 」 派手なスーツ、シャツを手際良く脱ぎながら尋ねた。 「私は後でいいよ」 瑠偉斗の体に惚れ惚れしながら答えた。 「じゃあ待ってて。 汗だけ流してくるよ」 ポマードを洗い流し、夜のNo. 1から普通の男前に戻る。 タオルで頭を拭きながら部屋へ戻ると、 「へぇー、面白いもの持ってるじゃん」 下着姿になっている明美は、 「これがあると、ベッドの中は最高なの」 慣れた様子で左腕に注射器を刺していた。
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