正解だったのか?

15/20
前へ
/20ページ
次へ
硬直している僕に彼女が言った。 「正俊さん…」 僕を名前で呼んできた。顔を向けると彼女は上目遣いでじっと僕の目を見つめていた。 そしてすっと瞳を閉じ、微かに唇を尖らせた。 僕の理性はぶっ飛んだ。脳内は本能で埋め尽くされ制御不能だ。 (もうどうなっても構わない、この一時のためだけに生きてやる!)
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加