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「あら、そうですの?。此処からが良い所ですのに…」
話を途中で、強制的に終了させられた不満はあるが、一応自分の言いたい事が伝わったと思い意見を求める。
「どお?。中々、面白く出来る感じがするけど。しかも、みんなの憧れ恋愛ものですから、受けること間違いなしよ」
鼻息を荒くして、得意げなコルネリアの姿に圧倒され、みんな一歩後ずさりして引く。
「確かに、先輩の言う通り恋愛ものは受けはいいかもしれませんが、話の内容から複雑になりすぎませんか?」
ユミハの言葉に被せるように、エーファは口を開く。
「そうそう、ユミハが言った様に、複雑な内容は観客からわかりづらいし、時間内に収まるかどうか。第一脚本書くのに時間がかかっちゃうからね」
「それに、見に来てくるのは、子供が多いからね」
ヴァーシャの言葉に、ハッとなるコルネリア。
「あ、確かに子供には、少々難しいかもしれませんね」
ヴァーシャの言葉で、コルネリアが引き下がってくれたので、余計な討論にならずに済み、安堵の表情になる一同。
一度火がつくと、話の長くなるコルネリアな為、今回引いてくれたのは嬉しいのだが、意外と言えば意外。
「そんじゃ、ヴァーシャよろしく」
「あ、え?。あ、あの…」
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