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各々の意見を出すが、エーファの琴線に触れないのか、返す刀でバッサリと反対をしていく。そんな彼女の態度にヴァーシャは。いらだちを隠しきれず声を荒げてしまう。
「あんたね、いい加減にしなさいよ。さっきから却下却下ばっかりで、何が不満なの?」
「ん?。う~ん、何かイマイチピンと来ないのよね」
「ピンとって…、じゃ何がいいのよほんと」
「いやね、こう、バァ~と見栄えがよくって、誰でも分かりやすく、楽しめるモノがないかなと…」
「それって、ユラが行った事と変わんないじゃない」
「そうなのよ、そうなんだけどね…」
一見、怠惰のスイッチが入ってしまったらしく、やる気を感じさせない態度にとって変われている雰囲気ではあるが、自分なりに意見をまとめようとしていた。
スクリーンパネルに書かれている、今までの意見を観ていると、
何やらお追いついたが、その何かを言葉で言おうとしたが、それがうまく言葉に出来ない。
「何だったけかな…」
言葉に出来ないイラ立ちを必死に抑えながら、スクリーンパネルに書かれたキーワードになる言葉を丸をつけて行く。
「何やってるの?」
理解できない行動に、一同をキョトンとしながらエーファの様子を見ているとこちらに向き直した。
「ねぇユラ、これで何かわかんない?。ほら、歴史で習った」
「どれどれ?」
ユラは尋ねられて、スクリーンパネルに丸をつけた言葉を見る。
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