1.旅立ちの分枝

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 勿体ぶった言い回しに、収入の出処が何なのかエーファも気になる所である。 「そりゃそうだ」 「実は、課外活動の時に施設の方から、移動費として少し頂いたりしていたのよ。ボランティアだから必要ないと言ったんだけど、子供たちを喜ばせてくれた、お礼見たな物だと言うのと、私たちの現状をその…、聞いちゃったみたいで、それで…。あ、生徒会にはちゃんと、収支報告はしてありますので大丈夫ですよ」  彼女の説明が終わり、一同沈黙をした。 「あら?、みんなどうしちゃって…」 「何でそれ、もっと早く言ってくれなかったの」  俯きながら、声を震わせるエーファ。 「え?」 「それがれば、もっと楽に美味しいもがいっぱい…」 「そうだよ、そうすれば午後のおやつがもうワンランク…」 「違うだろ!」  論点のずれた、ユラとエーファの二人の頭を小突きながら、確かに黙っていたのは腑に落ちなかった。 「コルネリア、何で今まで黙っていたの?」 「ごめんなさい。言おう言おうとしたんだけど、みんなが部費の事で騒ぐから、つい言いそびれちゃって…」 「「「「あっ…」」」」     
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