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勿体ぶった言い回しに、収入の出処が何なのかエーファも気になる所である。
「そりゃそうだ」
「実は、課外活動の時に施設の方から、移動費として少し頂いたりしていたのよ。ボランティアだから必要ないと言ったんだけど、子供たちを喜ばせてくれた、お礼見たな物だと言うのと、私たちの現状をその…、聞いちゃったみたいで、それで…。あ、生徒会にはちゃんと、収支報告はしてありますので大丈夫ですよ」
彼女の説明が終わり、一同沈黙をした。
「あら?、みんなどうしちゃって…」
「何でそれ、もっと早く言ってくれなかったの」
俯きながら、声を震わせるエーファ。
「え?」
「それがれば、もっと楽に美味しいもがいっぱい…」
「そうだよ、そうすれば午後のおやつがもうワンランク…」
「違うだろ!」
論点のずれた、ユラとエーファの二人の頭を小突きながら、確かに黙っていたのは腑に落ちなかった。
「コルネリア、何で今まで黙っていたの?」
「ごめんなさい。言おう言おうとしたんだけど、みんなが部費の事で騒ぐから、つい言いそびれちゃって…」
「「「「あっ…」」」」
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