石塚霧子

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   今日、新しい商品について会議があった。彼女の企画した商品はとてもユニークで、特に問題点はなかった。割と自信がある商品を企画したのだが、私の企画は彼女に比べるとかなり劣っているらしく、提案したそばから否定され、私は少し笑ってそれを受け入れた。彼女は自分の企画が受け入れられたことを無邪気に喜び、私はそれを心のそこから褒めたように見せた。  自分の中で何かが割れた気がした。
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