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玄関に入って俺が鍵をかけてしまうと、
美鈴は真っ直ぐに俺を見つめてくる。
みつめあったままで、美鈴の唇を塞ぐと、
美鈴は目を閉じ、俺の首に腕を回して来た。
嬉しい。
俺は柔らかい唇を押し開き、舌を絡ませると、美鈴も応えてくれる。
激しいくちづけの間に
「なんでしばらく会わなかったんだ?」
と美鈴のワンピースの後ろのファスナーを下げながら聞くと、
「だって…会ったら、こうなるってわかってたから…
怖かったの…好きになったら…また…傷つくかもって…」
って俯いたままで又泣き声を出す。
「美鈴が好きだよ。」とまた、甘くくちづけすると、
「…私も好きです。」と涙で濡れた瞳で見上げて来る。
「早く言ってよ。心配したじゃん。」とワンピースを床に落とし、微笑んで下着姿の美鈴を抱き上げ、ベッドに押し倒す。
今日はシャワーを浴びさせる余裕なんてない。
下着を剥ぎ取りながら、胸や鎖骨に舌を這わせる。
「三島さん…」と掠れた声が聞こえると、もう我慢できなくなる。
「裕人って呼んで。」
と言いながら、自分の服を乱暴に脱ぎ捨て、美鈴に覆いかぶさった。
美鈴は俺の身体の下で、何度も名前を呼ぶ。
俺は夢中で、愛してると囁き、
美鈴を確かめながら抱いて、何度も声をあげさせ、
深い安堵と快楽を一緒に味わっていた。
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