3.扱い方

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「今からお前たちには武器と使い魔の扱い方を学んでもらう。詳しい話はギル先生からあるから、よく聞くように!」 「んじゃ、一回しか言わねぇからよく聞いとけよ。この午前中の時間を使って、自身の武器の能力を引き出せ。そして、使い魔と親睦を深めること。それができたものが、明日は上位に残ってくるはずだ。武器の能力は、各々自身の武器に呼びかければ必ず答えてくれるはずだ。その魔武器には意思が宿っている、正面から正しく向き合えばその声を聞かせてくれる。それができないものには、ずっと魔武器を使いこなせることが出来ない。言わば第一関門だ。どうしても分からないものは声を掛けろ、それ以外の奴は昼まで自由にやれ。以上だ、解散」 そう言い残して、教師陣は用意された椅子に腰かける。 闘技場の隅っこから生徒達全体を観察するようだ。 正直、今日のこの課題は自身でどうにかするしかないため、アッシュやジャッセルとは別れて取り組むことにした。 ただ問題は、武器を試すのはここでも可能だが…… あの使い魔たちと闘技場で親睦を深めるのは気が進まない。 絶対に目立つのは分かりきている。 まぁ、取りあえず武器を試してみてから考えるか。 そう決めると人の少ない隅っこの方に移動すると、教師陣の視線を感じる。 そう言えば人が集中してるのは、教師陣から遠い場所や中央辺りだ……。 まぁ、気にせずにやればいいか。
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