第一章・続4

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すると、もう一台の車を運転して来た飯田刑事が。 「その手柄は、例の如くこっちが貰ったよ。 それより片岡さん、被害者は?」 「被害者は、もう病院だ。 現場は、この豪邸の真裏~」 それを聴いた刑事達で、木葉刑事と飯田刑事が現場の確認にと、鑑識員が忙しく働く家の敷地内へ入るべく。 「木葉、手袋。」 「飯田さん、足のカバー」 二人して備品を分け合う中。 ギラギラした太陽の下にて、憎い奴を見上げる様に空を見る里谷刑事が。 「くっ、太陽め゛っ! 明後日の合コンと云う合戦に向け、肌を焼く訳にはイかないのに゛ぃ…」 と、呻いて恨み節を。
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