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「今日の蒼はキス魔だね。」
「愛を表現してみました♪」ニコッ
「そ、そうなんだ。」
「ハルも愛を表現してもいいんだよ? さぁ、俺にギュッとハグしていっぱいキスして?」
蒼は、両の手を広げてハグの体勢。
後ろから抱きついてるのにどうしろというんだろ?
「蒼…私、日本人だから過剰な表現はムリ。」
「んー? 俺も純日本人だよぉ。」ヘラッ
自由人な蒼はお構い無しで私をぎゅっと抱きしめる。そこに居るのを確かめるように。逃げ出さないよう絡める為に。
彼の腕はまるで鎖のようだ。
甘くて切なくなるくらい。
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