特殊な双子

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「そもそも、俺の誕生日は明日だ!!!」  ……  ……  朱里と凍夜の動きが一瞬だけ止まった。  そして、スケッチブックを持って部室の隅へと移動し、暫くすると笑いながら戻って来る。 「隼人っ、最後のページを見てよ!」  スケッチブックには、こんな言葉が書かれていた。 『ドッキリ 大成功!』  ……  …… 「嘘つけーーー!!!」  最後の力を込めた叫びは、夕焼けの空へと響き渡った。  【完】
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