0人が本棚に入れています
本棚に追加
いっやぁはっはっはっはっ!
一時間も待ってるんですけどおおおお!!?
おいおいどうしたんだいマイハニー?んー?
こーんなに待たせちゃって~。
わーるいこだなあ♪
おんやぁ?
あの遠目からでも分かる女走りわもしやあ?
「ごめぇん!まったあ?」
「いやいや、ぜーんぜん!」
すんごい待ったああああうあああああ!!!
うっひょおおおおおおお!!
「よかったあ!あ、あのね、言いたいことなんだけどぉ」
待ってましたぜカーモカモンベィビ♪フゥ!
「わたしぃ、あなたのことがぁ、すきでぇっす!きゃあっ言っちゃった!」
おいおい、照れなくてもいーんだぜ。
まあそんなところも、好きだけどなあ?
HAHAHAHAHAHA!
そーんな可愛らすぃー君にぃ、俺からのプレゼントだよーん。
モテ男によるモテ男の為のモテ男からの言葉
さあ聞けっ!
「ウッホまじかよ。実は俺もお前のこと「ていうのは嘘だから」 んおぅ?」
あっはやっべ!
非モテライフから生み出された悲しき幻聴再生なう。
「声に出てるしキモイぞ非モテ野郎」
え、うっそん。やっだ!はどぅかすぃ!
じゃないじゃない。
「うへ、どゆことだいチミィ」
「さっきからさあ、気持ち悪いんだけど。その うへ とか うほ とか変態かよ」
うぐおぁっ!!
「一時間待たせても全然帰らないし、信じそうだったから嘘ってバラしちゃったけどさ、普通信じる?あんな分かりやすいぶりっこされて」
ぐふっ!!
分かりやすいぶりっこ!?
それすなわち我の嗜好なり!
「今日が何の日か知らないの?」
「え////俺の誕じょ「エイプリルフールだろうが、誰がお前の誕生日なんか覚えとるかアホ」うぅぅっ、そんなぁ!あんまりだわ!」。゚(゚´Д`゚)゚。
この女、悪魔か!
「じゃあ私帰るから。また明日ね」
「うるせぇ腐れ外道おおおおお!!」
??????????????????????
夕方
悲劇のヒロインのように泣き崩れる男。
そしてソレに背を向け歩く女。
男は気がつかなかった。
目の前に転がっているリボンで結ばれた小さな箱に。
リボンに挟まれているメッセージカードに。
そして、
赤く染まった女の顔に………。
最初のコメントを投稿しよう!