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「…そだね!ケーキ!食べよ!」
私は、ケーキの箱に手を伸ばす。
彼は、ハッと何かを思い出したように立ち上がった。
「フォークと皿、忘れてた!取ってくるわ!」
「あー本当だ、お願いします!」
彼はバタバタと下へ降りていった。
私は、フゥと息を整える。
…やっぱり、緊張してしまう。
私は流石に気づきはじめていた。
…幼なじみなんて言葉で誤魔化してるけど。
…好きなんだ、きっと…。
私は、そう思いながらケーキの箱を開けた。
…。
…ん?
…間違ってる…?
ケーキの上に乗っているチョコレートのプレート、そこに文字が書かれている。
『Happy Birthday モモ』
その下には、
『3月32日』
そう書いてあった。
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