最高にSweetな1日を君に…

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そのまま結局、2人してのぼせてしまい、水だけ飲んで髪を乾かすとそのまま俺らはベッドで寝てしまった。 途中、俺は水が飲みたくて起きたが、実晴はスウスウと規則正しい寝息を立てながら俺のベッドの上で寝ていた。 少し暑いのか、額に汗を浮かべ前髪がピタッとくっついている。 「…かわいい」 前髪をかきわけ、実晴の汗を拭い、そこにチュッとキスを落とした。 ほんの少しだけしょっぱさを感じ、俺は部屋のエアコンの温度を一度下げた。 水を飲み終え、ベッドに戻る時、俺は作戦を実行すべくこっそりと忍ばせていたタコ糸とペンを机の上から持ってきた。 寝ていた実晴の右手を取り、薬指に巻き付け、暗がりの中で頑張って印をつける。 その糸を大事に財布にしまい、俺はもう一度、実晴の寝ているベッドに入った。
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