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ちょうどお昼時で、近くのレストランに入るとカレーの匂いがした。
実晴は料理が上手だが、その中でも実晴の作るカレーは絶品だ。
なんでも、スパイスをわざわざ輸入品を扱うところで買い、調合をしているらしい。
運良く席が空いており、メニューを見ながら実晴はルンルンの表情を見せた。
「聖司さんはカレーライスとカレーうどん、どっちにします?」
「カレーライスにしようかな。実晴は?」
「じゃ、私はカレーうどんにします!」
店員を呼び、カレーライスとカレーうどんを一つずつ頼み、これからどこに行くかを計画していると、早くも両方運ばれてきた。
「「いただきます」」
カレーはなかなかのボリュームで、スパイスも効いていて、食べ応えは充分だった。
実晴もご満悦だったからよしとするか、俺的には実晴のカレーの方が好きだ、と改めて実感した。
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