おまけ① 課長の電話攻撃

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「まったく、課長は」 背中で篠田が苦笑した。 「手のひらでコロコロ、ってやつですね。俺の休日を潰すのが趣味らしいし」 早くオープンにして関係を固めろと言っていた課長は、動きの鈍い私を刺激しようと、わざと高木さんの話を間接的に聞かせて煽ったに違いない。 悪ふざけも全部、部下への愛だ。 「課長には敵わないわね」 「ベッドで敵を誉めるとは」 篠田の笑った息が背中を伝い、また責め苦が始まった。 「あ……だめ…」 「嫌ですか?」 「やめてくれるの?」 「やめる訳ないでしょう」 「やめちゃダメ」 課長の電話攻撃・終
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